SI業界についての就活ガイド！！構造と魅力まで丸わかり！

この記事では就活をしている学生に向けて、SI業界について徹底解説していきます！

以下の目次に沿って進めていきます。

1．SIとは

　SIとはシステムインテグレーション（System Integration)の略で、企業が抱える課題や悩みをITの力（システム）で解決していくサービスを指します。あらゆる業界や企業の業務を円滑に進めるためにシステムの要件定義から企画設計、開発、保守運用まで一貫して請け負っています。例として、銀行のATM、Wi-Fi、空調システム、店舗のレジなど生活に密着しているあらゆるモノが挙げられます。

2．SI業界の構造と主要企業紹介

SI業界は大きく分けて4つの部類に分かれます。

・ユーザー系

ユーザー系は主に親会社が業務で使用するシステムを開発活用している部署が独立して成り立っています。新規のシステム設計を行う場合もあれば、既存のシステムが正常に作動しているかの保守運用を行う場合もあります。ちなみに銀行や保険会社、鉄道会社などの大企業が親会社のことが多いです。親会社が顧客を確保してくれるので、需要が常にあり、安定しています。

・メーカー系

パソコンやソフトウェアを開発するような親会社からSI業務を行う部署が独立して成り立っています。手掛ける仕事は主に同系列の企業から受けますが、外部のクライアント企業から案件を受けることも多いです。親会社のクライアント企業が多岐にわたるり、様々な業界に向けたシステム開発を行うため、幅広い開発スキルを身に付けることができます。

・独立系

独立系は、親会社を持っておらず最初からどこかの企業のシステムを構築して運用し、顧客に適した情報システムの設計・開発をすることで成り立っています。クライアント企業の業種が様々なので、開発手法だったり、提案する内容の幅が広く、業界ならではのシステム開発に触れることができます。金融や保険などの専門知識もプロジェクトによっては身に付きます。また、親会社がいないため、自由度が高く、成果主義なので、挑戦環境を求めている人にはお勧めです。

・外資系

外資系は、グローバル市場で活躍する欧米に本社をおいているSIerの日本法人です。グローバルでグループ会社を持つような大企業が対象になり、本国で展開しているソリューションサービスの日本展開、コンサルティング業務、システム開発が主となります。また、世界規模のプロジェクトに携われる可能性もあり、日系よりも成果主義であるといえます。

これらの4つにはそれぞれに強みがあり一概にどれがいいのか言えません。

実際SI業界ではどのような企業が主軸となっているのか以下で確認していきましょう。

◎NTTデータ（エヌ・ティー・ティー・データ）

SI業界の企業と言えばNTTデータというくらいのSI業界の代表するユーザー系の企業です！取り組んでいる事業はSIだけではなく、ネットワークシステム事業も行っていて会社規模や事業規模が大きい企業です。

様々な新サービスの発表も多く、挑戦的な社風が特徴的です。また、海外への進出も積極的に行っていて、実際に海外で働くこともあるかもしれません！海外で働くことを希望している方や、挑戦することが好きな方にオススメの企業です！

◎富士通株式会社

こちらもSI業界の企業と言えば、一番に名前が挙がるようなメーカー系の企業になります。富士通株式会社はSI事業だけでなく、例えばモバイル関係の開発などの様々な事業を行っているところにも特徴があります。

様々な事業を手がけているということもあり、最新のトピックスや流行に敏感です。新しいことにも積極的にチャレンジする社風があります。アンテナを張るのが好きで、新しいことにはとりあえず手を出してみたいと考えている方にオススメの企業です！

◎日本IBM（日本アイ・ビー・エム）

日本IBMは、創立80周年を迎える歴史の長い外資系の企業です。IBM社は世界で最も価値のある企業としてフォーブス誌において常にトップ10に入っています。そのIBM社の日本法人になるので、高い多様性、価値創造能力のある人材が求められています。

IBM社は世界的に優れたリーダーを排出する企業であると認められている会社です。日本法人でも当然優れたリーダーを輩出していけるように、研修プログラムやキャリア支援において強かな枠組みができているところにも特徴があります。世界を舞台に活躍したい方、また一人のプロフェッショナルとして成長していきたいと思っている方にオススメの企業です！

3．SI業界の魅力

　SI業界は深刻な人材不足に陥っているため、文系や未経験者でも比較的入りやすい状態となっています。人材不足の要因の一つとして中小企業が多く実態が見えにくいことが挙げられます。IT業界の中でも圧倒的に「需要」や「社会への貢献度」が高い業界であるため、認知度が高まれば人気業界となると思われます。

SI業界のメリットは人材を育てるための研修制度や教育体制が充実している点です。また、基本的に資本元が大手企業なので、高収入且つ給料も安定しています。技術を身に着けることができれば、どこの現場でも求められる人物となるでしょう。

文系や未経験の方でもオススメの業界です！

4．まとめ

SI業界について理解することはできたでしょうか。SI業界は人材の需要は高く、新卒採用も積極的に行われています。志望する企業の概要だけでなく、業界構造をしっかり理解し選考に臨むことで、就職活動を優位に進められると思います。

ご拝読頂きありがとうございました！この記事が何かしらあなたの役に立っていたら嬉しいです。ではまた次回お会いしましょう。