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自社開発企業って?SIerとSESとの違いから、メリットとデメリットを徹底解説!

 

近年、IT業界の需要はますます高まり、文系学生や未経験であってもエンジニアを目指そうとする人が増えてきました。

働き方は企業によっても違うのですが、「自社開発企業ってなに?SIerとSESとの違いは?結局、就職先はSIer、SES、自社開発どれがいいの?」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

 

この記事で分かること

✅自社開発のメリット・デメリット

✅自社開発またSIerとSESとの違い

✅自社開発企業に向いている人や必要なスキル

 

いざ働いてみたら、「思ってたのと違う…」と後悔しないためにも、この記事を読んでしっかり理解していきましょう。

 

目次

 

1そもそも自社開発って? 

 

-1 自社開発について

・自社サービスを開発する長期的な仕事

自社開発とは、社内のエンジニアが自社で運営するアプリやサービスの開発を行うことです。

自社開発は、業務内容や必要とされるスキルがはっきりとしているため、就職先としてとても人気ですが、一定のスキルを持った人を採用する傾向があります。そのため、未経験のエンジニアが就職するのは難易度が高いと言えます。

 

2 自社開発のメリット・デメリット

次に、自社開発のメリットとデメリットを詳しくみていきます。

企業によりますが、自社開発の企業で働くメリットは以下の通りです。

 

保守性の高いコードを書く機会が得られやすい

エンドユーザーが見えやすい

労務管理が自社なので、違法残業などが起こりにくい

ヒットしたら恩恵も大きい

 

・保守性の高いコードを書く機会が得られやすい

自社開発の企業は、成果物を納品して終わりではなく、ずっと同じサービスを開発し続けます。

そのため、拡張性、保守性の高いコードを書く必要を常に意識しなければなりません。

プログラマーとしては、このような環境は、非常に市場価値が上がる経験になります。

・エンドユーザーが見えやすい

自社開発のエンジニアは、納品して終わりではありません。

実際にそのサービスを利用したユーザーからのフィードバックをもとに、新たな開発を進めます。

自分が開発したサービスを使っている人の声が聞けることで、自分の貢献を感じることができ、モチベーション高く働くことができます。

 

・労務管理が自社なので、違法残業などが起こりにくい

労務管理を自社で行っているため、違法な残業がつきにくいです。

客先常駐のSESの場合だと、どうしても客先で偽装請負が起こり、残業申請などがやりやすくなってしまうことがあります。

一方、自社開発企業だと、労務管理の責任が非常に明確なので、違法残業などが起こりにくくなります。

ただし、自社開発企業にもデメリットはあります。自社開発のデメリットとしては、以下になります。

 

要求されるスキルレベルが非常に高い

複数のサービスに携わることができない

複数の技術を扱う機会が少ない

様々な部門との連携が必要なので、開発に集中しにくい

周囲のレベルが高すぎて挫折する可能性がある

要求されるスキルレベルが非常に高い

 

自社開発企業では、プロダクトをしっかり作れる力が必須です。

SES・派遣のように、請負契約で成果物の責任を負わず、ひと月単価の商売の場合は、仮にどんなに社員の力量がなくても、お金が発生します。

一方で自社開発企業の場合、プロダクトを作るうえで足手まといになってしまうと、会社のとっては大きな損失になってしまいます。十分なプログラミングスキルポートフォリオをアピールできないと、自社開発の会社に入社することそれ自体が非常に難しくなります。

 

・複数のサービスに携わることができない

自社開発のデメリットは、良くも悪くもずっと同じプロダクトを作らなければいけないという点です。

技術的な興味が強く、プロダクトへの関心がないと、自社開発で長く続けることは難しいでしょう。

 

・複数の技術を扱う機会が少ない

特にエンジニアは、以下の2パターンに分かれます。

サービスへの愛が強いタイプ

もっぱら自分自身の技術習得をメインにしたい人

技術だけ追求しようとするには、あまり自社開発は向きません。

 

3 【自社開発企業と比較】SIer・SESのメリット・デメリット

 

SIer、SESのメリット・デメリットも説明します。そもそも、SIerとSESはどんな特徴があるのでしょうか。

 

・SIer

自社にいてクライアントから受託開発を請け負う短期的な仕事

 

SIerとは、他社のシステム開発を代行する企業のことです。クライアントから仕事を受注し、アプリやwebサービス、社内システムなどを設計し、開発し、開発後の運用を行います。現在の日本社会はシステム開発ができる人材が足りていません。しかし、最近ではどの会社もITシステムの事業活用が進んでいます。そんな中で、ITを本業としていない会社でも、ITシステムを導入できるように、SIerがシステム開発の代行をしています。

 

そんなSIerのメリット、デメリットは以下になります。

 

メリッ デメリット
✔新卒研修が充実している ✖最先端の技術を学ぶ機会が少ない
✔色々なプロジェクトを経験できる ✖納期に近づくと残業時間が長くなる
✔特定の業界に詳しくなれる

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SIerになるために必要な力についてはこちら !

https://cheerful-sicareer.com/1104/

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・SES


SIerは、研修制度が充実しているため、未経験でも入社できますが、規模の大きいシステムなどを開発する場合、品質を重要視するために古い技術を使う場合が多いため、最先端の技術を学ぶ機会は少ないかもしれません。

クライアントに技術者の労働の提供を行う雇用契約の一種

SESはシステムエンジニアリングサービスの略です。自社で研修等をして、クライアント企業に社員を派遣して労働や技術を提供することで利益を得る会社のことを言います。

 

SESのメリット、デメリットは以下の通りです。

 

メリット デメリット
✔案件が豊富にある ✖良くないクライアントに当たることがある
✔様々なスキルや経験を身に着ける ✖現場での立場が弱い
✔人間関係に悩むことが少ない

 

常駐先が変わるので、様々なスキルや経験を身に付けることができます。しかし、実際に配属されてみないとわからないこともたくさんあり、良くないクライアントにあたってしまうこともあります。また、客先に出向して働く、いわゆる派遣のような扱いなので、現場での立場が弱いこともあるでしょう。


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SEについてはこちら!

https://cheerful-sicareer.com/1118/

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5 自社開発系の企業はどんな人に向いてる?

今まで自社開発、SIer、SESのメリット・デメリットを説明してきましたが、どんな人が自社開発に向いているのでしょうか。自社開発に向いている人の特徴は、主に以下の3点でしょう。

好きなサービスに関わりたい人

エンジニアリングだけでなく、マーケティング、営業など幅広い分野に興味を持てる人

 自分と異なるタイプの人間とのコミュニケーションが比較的しやすい人

 

やはり、サービスへの愛がないと、新機能を創造する意欲は湧きませんよね。また、自社開発の場合、エンジニア以外とのコミュニケーションが必要になってきます。そのため、エンジニアリング以外の分野にも興味が持てるような人は非常に向いていると思います。

しかし、未経験から自社開発企業に就職することは比較的難しいです。

特に最近はエンジニア転職ブームが起こっていて、自社開発企業の人気は非常に上がっています。応募数が多い自社開発企業では、事前にコーディングテスト(プログラミング能力を試し、自社の求めるレベルに達しているかどうかを確認するためのテスト)や、学歴、経歴でのフィルタリングが行われることがあります。

 

そのため、

全くアプリを作ったことがないような方

学歴・経歴に自信がない方

上記に当てはまる方だと、就職することは難しいと思います。

 

逆に、SIerやSESで、基本的な技術を積んでから、自社開発企業に転職することは非常に多くあります。そのため、まずは比較的入社しやすい、SIerやSESへの就職・転職も検討してみてよいかもしれません。

 

6 主な自社開発企業の例

具体的に、私たちの身近にある自社開発の企業を紹介します。

・LINE

・楽天

・メルカリ

・サイバーエージェント

・ヤフー

・Tinder

興味がある方はぜひ調べてみてくださいね。

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自社開発の企業についてはこちら!

【自社開発】Web系企業のおすすめ一覧!30社をジャンル別にまとめました | えんじにゃーブログ (memorandumrail.com)

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7 まとめ

いかがでしたか?「自社開発企業ってなに?」「SIerとSESとの違いは?」「結局、就職先はSIer、SES、自社開発どれがいいの?」そんな不安や疑問が、この記事で解消されたのではないでしょうか。

まとめると、

技術力を上げたい、好きなサービスに関わりたいなら自社開発

受託の形態で働きたい、大きなプロジェクトに関わりたいならSIer

好きな現場を選んでいきたいならSES

となります。

最初にお伝えしたように、どの働き方にもメリットやデメリットはありますし、人によって適正も異なるため、どれが良いのか一概には言えませんが、この記事を少しでも参考にしていただけたら幸いです。

 

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