【SI業界志望者向け企業研究】日本総合研究所の強みとは？？
皆さんは、「日本総研」という名前を聞いたことはありますか？コンサル業界・IT業界を志望している学生の皆さんは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回は、日本総研こと日本総合研究所について深ぼっていきたいと思います！
目次
1.日本総合研究所の概要
日本総合研究所とは、1969年に設立された、※シンクタンク・コンサルティング・ITソリューションの3つを軸に事業を展開する総合情報サービス企業です。シンクタンク・コンサルティング事業では、経営戦略や産業振興のコンサルティング、国内外の経済の調査分析や政策提言等の発信、産業創造などを行っています。
※シンクタンクとは？
シンクタンクとは、政治・経済・技術など多岐にわたる課題や事象を対象として調査・研究を行い、結果や解決策を提言する研究機関のこと。
また、ITソリューション事業では、グループ会社であるSMBCグループのIT戦略に取り組んでいます。
従業員数は2768名（2021年3月末現在）で、日本総合研究所では「個の創発」という、個人の自由で自発的なふるまいの集積が組織にゆらぎを与え、ある時点でそれが組織全体を新たな次元にシフトさせるという考え方を大切にしています。
2.日本総研が取り組む事業
日本総合研究所はシンクタンクを担う調査部、創発戦略センター、コンサルティングを担うリサーチ・コンサルティング部門、ソリューションを担うITソリューションに分けられます。
①調査部
調査部では、経済分析、市場分析、行政、財政、税制などの金融分野からIT、環境、社会分野まで幅広く、的確な政策提言と情報提供を目指して調査研究活動を行っています。
国内外の諸問題に対して分析・研究したものは機関誌である「JRIレビュー」への論文掲載や※シンポジウムの開催を通じて情報提供をしています。
※シンポジウムとは？
シンポジウムとは日本語で公開討論や研究発表会を指します。
②創発戦略センター
創発戦略センターでは、農業、交通、シニア、スマートインフラなどの幅広い分野で次世代思考の事業立ち上げを支援しています。
新しいビジネスモデルや政策を提言するとともに、それを事業として実行するための機関であり、新しい事業やマーケットを創出する※インキュベーターを目指しています。
※インキュベーターとは？
インキュベーターとは新しいビジネスや起業家、ベンチャー企業を支援する組織のことを指します。
③リサーチ・コンサルティング部門
リサーチ・コンサルティング部門では、これまで培ってきた豊富な経験と経営手法、世界各国のネットワークを駆使することで、グローバルな大企業、行政・公共機関などあらゆる組織に対して、政策提言、インキュベーション、戦略立案から実現までのサービスを提供しています。日本企業の潜在力を引き出し数多くの変革を支援しています。
④ITソリューション
ITソリューションでは、日本を代表するSMBCグループの最先端システムを支えています。システム自体の信頼性、耐障害性を強化することはもちろん、障害発生時の影響を最小限に抑える機能や、365日24時間万全のサポート体制をとっています。
また、これまで培ってきた実績やノウハウをもとに、最先端のシステム開発にも取り組んでいます。
3.他社と比較した際の強み
①民・官のバランスがいい
一般的なシンクタンク・コンサルティングを行う企業は公共か民間のどちらかに軸足を置くことが多いです。しかし、本当に日本の課題解決を行うためには、民・官どちらも連携を強め、政策提言から実行まで一気通貫して支援する必要があります。
日本総合研究所では、民・官の仕事の割合がほぼ半々であるため、日本の成長支援を行う上でとてもバランスが良いと考えられます。
②日本最大規模のシステム開発ができる
三井住友銀行、三井住友カード、三井住友ファイナンス＆リースといったグループ会社のシステム企画、開発、保守・運用を行っています。三井住友グループは日本でトップクラスの事業規模の大きさであるため、システムの影響の大きさはとても大きいと考えられます。また、その技術は日本国内だけでなくグローバルに展開しています。公共性の高いプロジェクトに携わることで、大きなやりがいを感じることができます。
4.まとめ
ここまで日本総合研究所の事業や強みについて紹介してきました。
シンクタンクからコンサルティング、ITソリューションという幅広い分野で、国内外の企業の支援やシステム開発を行っています。
興味のある方は、是非HPを見てみてください。
日本総合研究所HP
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