IT業界という言葉を聞くと、つ…
コンサルの仕事内容も知れる! システムエンジニアとITコンサルの違い
この記事のPOINT
- コンサルタントのことをよく知れる
- システムエンジニアとITコンサルの違いについて理解できる
IT業界を志望していると「コンサルタント」という言葉をよく耳にすることがあるのではないでしょうか?また、IT業界とコンサルティング業界、またシステムエンジニアとITコンサルタントは似ている部分が多いとよく言われます。しかし「コンサルタントって実際どのような仕事なの?」、「システムエンジニアとITコンサルの違いって?」と思われている学生も多いと思います。
本記事ではコンサルタントに焦点を当てて、以下の流れで説明していきます。
1、コンサルタントとは
コンサルタントの語源は「consult」=「相談する」にあります。コンサルタントは相談を受けたクライアントの課題が何かをヒアリングし、その解決策を提案します。コンサルタントに仕事を頼むクライアントとしては、その領域に関する知見のある人物の力を一時的に借りることで、ソリューションのコストを抑えつつより良い解決策を見出したいという考えがあります。
そのため限られた期間の中でクライアントが望むレベル以上の高いサービスを提供することが求められる職業です。
コンサルティング業を大きく分けると以下の3種類に分かれます。
①ITコンサルティング
ITコンサルティングとは、ITを主軸にビジネスを展開しているクライアントに対しての経営課題を解決します。具体的にはクライアントの経営戦略に合わせたIT戦略を取り入れたり、システムの最適化から経営改善を図るなど、クライアントの状況に合わせて臨機応変に対応していきます。ITコンサルタントはITに関する専門知識、マーケティングによる現状分析や業務をスムーズに行うための推進力が必要になる仕事です。
②経営コンサルティング
経営コンサルティングとは、企業経営を主軸にコンサルティングを行う業務です。具体的には企業の現状を調査・分析し、問題を抽出した後、それを改善するための最適な戦略プランを立案することが主な仕事です。コンサルタントが立案した戦略を実施するのはクライアントの仕事ですが、経営コンサルタントは企業の財務から経営戦略までのトータルしてサポートします。経営に関する幅広い知識と正確な分析力、判断力が必要になります。
③戦略コンサルティング
戦略コンサルティングは、企業の抱える問題を解決するために業務を行っています。先述で記載した経営コンサルティングとは違い、戦略計画策定をした後、アクションプランまで落とし込むことで、確実に企業の問題改善を図ることが目的となります。
2、コンサルタントの仕事内容
コンサルタントの仕事内容は、クライアントから受けた課題を解決することです。業界によってどのような課題をどのように解決していくかは異なります。それぞれの具体的な仕事内容を紹介していきたいと思います。
①ITコンサルティング
・ITインフラやアウトソーシング、資産管理
・ITに関する、リスク管理、セキュリティ対策
・IT戦略策定やIT組織立ち上げ
・ビッグデータ、Webマーケティングを使った業務改善提案をする
②経営コンサルティング
・クライアントへのインタビュー
・担当案件の情報収集
・分析及び関連資料作成
・プロジェクト管理
・クライアント開拓
・プロジェクト受注
・コンサルティングファーム経営
③戦略コンサルティング
・企業やサービスなどのM&A戦略、立案、策定
・企業の中長期の成長戦略
・会社全体の課題解決に向けた戦略策定支援
・新規事業戦略
・新製品開発戦略
・人事戦略
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3、ITコンサルタントとシステムエンジニアの違い
ITコンサルタントとシステムエンジニアは、どちらも情報システム開発の上流工程を担当する職種であり、混同されがちです。両者の仕事内容は何が違うのか、エンジニアとITコンサルタントの違いについて説明します。
ITコンサルタントの役割は先述にある通りクライアントの経営課題を解決することです。そのためクライアントから話を聞いて経営課題を洗い出し、どのようなシステムを導入すればその課題を解決できるかを提案するのがITコンサルタントのメインの仕事となります。提案がクライアントに承認されれば、エンジニアに「こんなシステムがほしい」と要望をし、システムエンジニアがその要望に沿ったシステムの開発に取り掛かります。つまりシステムエンジニアよりさらに上流の工程を担当する職種であるといえます。経営課題を解決することに大きな達成感を得られるでしょう。
また、ITコンサルタントを志望している学生が魅力に感じてる点として高収入が狙えること、クライアントに提供できる内容の幅広さが挙げられ、幅広い内容を提供するからこそクライアントのニーズに寄り添ったものを試行錯誤できます。
システムエンジニアの役割は、クライアントが希望するシステムの開発を行うことです。そのためにまずどのようなシステムが必要かをクライアントから詳しく話を聞き、それらの内容をまとめ、それらを基にシステムの大まかな設定を決めます。その後プログラミングを行い、さらに細かく仕様を決め、実際にプログラミング、動作テストを行うという工程を踏んでいきます。つまり、企業の課題に対して最適なシステムを構築するのが、システムエンジニアの仕事といえます。システムをゼロから作ることで様々なITスキルを身に着けることが出来るでしょう。
また、クライアントや社内での細かな打ち合わせや戦略会議も数多くあることから、コミュニケーションスキルが身につくと言われています。
4、まとめ
コンサルタントとは…限られた期間の中でクライアントが望むレベル以上の高いサービスを提供することが求められる職業
ITコンサルタントとシステムエンジニアの違い…ITコンサルタントは、ITコンサルタントよりも上流の仕事に携わり、クライアントの経営課題をする。 システムエンジニアは、企業の課題に対して最適なシステムを構築し、クライアントが希望するシステムの開発を行う
いかがでしたか?これを読んでシステムエンジニアとITコンサルタントの違いについてご理解いただけたら幸いです。
ご拝読ありがとうございました!
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