IT業界という言葉を聞くと、つ…

メーカー系SIer徹底解説!特徴と仕事内容まで分かる!
今回はメーカー系SIerを中心にご紹介していきます。メーカー系の働き方から、身につく力、年収相場までご紹介していきます!
目次
1,SIerの4つの種類
SIerと呼ばれる企業は主に4つの種類に分類されます。「メーカー系」、「ユーザー系」、「独立系」、「外資系」があります。
メーカー系SIerは、ユーザー系とは違い、親会社にパソコン機器などのハードウェア製品を提供するメーカー会社を持ちます。
親会社と契約する顧客は様々な業界に属しているので、顧客の要望に応えるソフトウェアを開発することで、幅広い開発スキルが身に付きます。
ユーザー系、独立系について知りたい方はこちら!
2,メーカー系SIerの特徴と仕事内容
メーカー系SIerは、親会社にハードウェアや情報通信関連の事業を行っている企業を持ち、親会社の下請けの業務が多いです。
仕事内容として主に親会社から案件が下りてきて、企画設計、システム開発、保守運用を行います。親会社が安定していると、それに伴って子会社の経営も比較的安定しているといえ、案件も継続して受注することができます。
将来的にもIT人材の需要はあり、将来性に困ることは特にないです。メーカー系SIerは多方面な業界にかかわることができるため、大手メーカー系SIerで経験を積んで、市場価値を上げることで、転職でも待遇のいいIT会社に入社することができます。
3,メーカー系SIerで働くメリット
メーカー系SIerで働くメリットとしては、以下が挙げられます。
1, 幅広い業界に携わることができるので様々な知識が身につく。
多岐にわたる業界の案件に携わることができ、身につく技術も幅広いです。多方面の知識や経験を詰めることができるので、IT人材としての価値を上げやすいです。
また、ハード機器を扱うことが多く、研究開発部門もあるため、他のSIerより技術力を磨くことができ、その分求められる技術力も高いです。
2, 親会社がいるので経営が安定しており、給与や待遇がいい。
親会社が大手企業ばかりなので、経営が安定しており、案件が継続して入ってきます。福利厚生が親会社と同じレベルで、給料も高く、待遇がいいです。
3,資格取得の場が整っている。
SEは社での評価が求められ、名刺に資格取得を入れることが多いです。会社が資格取得を推奨し、SIer企業のほとんどは資格手当があり、資格取得にかかる費用を全額負担しています。自身のスキルアップを会社が援助してくれるのでSEとして非常にありがたいです。
4,メーカー系SIerの企業
以下でメーカー系SIerの企業を3つご紹介します。
日立ソリューションズ
日立ソリューションズは日立グループの情報通信分野の中核を担う企業です。事業領域は製造、流通、通信を中心としており、社会、交通、教育、医療にまで及びます。国内案件だけではなく海外の案件も扱っています。従業員数は日立ソリューションズのみで4830名となっています。
NECソリューションイノベータ
NECソリューションイノベータは、NECグループのシステムインテグレーターを担当しており、事業領域はクラウド、AI、セキュリティを活用して、デジタルトランスフォーメーションの実現に貢献する製品やサービスを提供している会社です。従業員数は12286名となっています。
富士通エフサス
富士通エフサスは富士通のCE、サポート部門を統括する会社で、富士通グループでは最大規模のシステムインテグレーターとなっています。ITインフラから、ネットワークや、セキュリティ、クラウドなどのITサービスに尽力しています。従業員数は6220名となっています。
5,メーカー系SIerの年収相場
メーカー系SIerの平均年収は約470万円と言われています。
日立製作所だと、894.3万円(42歳)、都築電機だと879.8万円(44歳)、日本電気だと798.9万円(43歳)、富士通だと798.5万円(43歳)、NECネッツエスアイだと755.4万円(44歳)と言われています。
引用元:「メーカー系SIerランキング」
6,まとめ
いかがでしたか?今回はメーカー系SIerを中心にご紹介させていただきました。
SIerと言っても種類は様々ですので、自身の将来性や、興味などで絞ってみてくださいね!この記事を元にメーカー系SIerへの興味を持っていただけたら幸いです。