IT業界という言葉を聞くと、つ…
【徹底解説‼︎】失敗しないSIer企業の選び方
この記事のPOINT
- SIer企業はスキルアップできるかどうか、安定しているかどうかの2軸で選ぶのがおすすめ
- 一次請けや、教育制度が充実している企業の見極め方
就活を始めた皆さんの中には、
- 「Sierって本当にホワイトなの?ブラックではない?」
- 「Sierの年収は?」
- 「どうやって選べばいいの?」
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
Sierの中でも、企業選びに失敗すると給料が低くキャリアアップの見込みがない社会人生活を送ることになになります。
そんな悩みを抱えている学生のためにこの記事では、ホワイトで優良なSierの選び方を徹底解説します‼︎
【目次】
・Sierで見るべきポイントまとめ
・スキルアップできるかどうか
Sierで見るべきポイントまとめ
Sierを選んでいく際に、ポイントはいくつかありますがそもそも何を求めてSierに就職するのかでみるべきポイントが変わってきます。
実際にSIerに求めるものは
- エンジニアとしてスキルアップできるかどうか
- ホワイトで安定が手に入るかどうか
という2軸が多いのではないでしょうか?
それぞれの軸の場合、以下の要素が選ぶポイントになってきます!
エンジニアとしてスキルアップできるかどうか
・選び方① 1次請けであること
・選び方② 大きいプロジェクトに携われること
・選び方③ 教育環境が整っていること
ホワイトで安定が手に入るかどうか
・選び方① ユーザー系・メーカー系であること
・選び方② 内販率が高いこと
それぞれのポイントについてこれから解説していきます!
スキルアップができるかどうか
Sierでエンジニアになりたい学生には市場価値の高い人間になるという将来像を掲げている人も多いのではないでしょうか?
確かにエンジニアは、今後ニーズが確立されている職種です。
ですが、自分の市場価値を高くできる企業に行かないとそれは実現しません。それどころか間違った企業選びをすると一生下流工程のみしか携われない場合もあります。
つまり、Sierの選び方で重要なのは「一流のエンジニアになるためにスキルと経験を得られるかどうか」が重要になってきます。
それを判断するための軸は以下の三つです‼︎
それぞれについて解説していきます!
選び方① 1次請けであること
Sier企業を選ぶに当たって重要になってくるのは元請けかどうかです。SI企業は一般的に、ピラミッド型になっています。
一番上の階層が、大手企業や他の企業から発注を受ける大手IT企業、すなわち一次請け企業です。
次に、一次請けの大手IT企業からの発注を受ける二次請け企業があります。さらに二次受から発注を受ける三次請け企業があります。
一次請けの仕事
一次請け企業の仕事は、クライアントの要求にそってスケジュールや企画書を作成しプロジェクトを進めていきます。
上流工程に携わっており、企画・提案・設計・開発・保守・運用まで手がけている企業がほとんどです。
具体的には顧客との打ち合わせでどんなシステムを構築したいのかを聞き、提案を行います。
その提案を仕様書にまとめてシステムの設計を行ったり、予算やスケジュールを決めて管理したりする仕事です。
一次請けの選び方
一次受けかどうかは企業ページに記述されているわけではありません。
では、どこで見分ければ良いのでしょうか?企業の取引先です。企業の取引先を調べることで一次請けか否かがわかります。
具体的にどういうことか説明します。
例えばユーザー系SierとのMKI(三井情報)の取引先を調べると、
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友信託銀行
- みずほ信託銀行
と出てきます。このような大手企業と取引をしている、つまり直接受注を受けている一次受け企業です。
このように取引先を調べることにより判断できます。
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選び方② 大きいプロジェクトに携われること
市場価値の高いエンジニアになるには、大きいプロジェクトに関われるかどうかが重要になってきます。
関わっていたプロジェクトによって転職の際などにも影響が出てきます。
大きなプロジェクトに携われるSIerは?
そもそも、親会社の大きさや、知名度などもプロジェクトの大きさに関わってきます。
親会社が大手であればあるほど、動かせるプロジェクト・企画するプロジェクトは大きい企業が多く、必然的に大きなプロジェクトに関われるチャンスが上がります。
大きなプロジェクトを保有しているかどうかは企業の売り上げを比較してみると良いでしょう。
選び方③ 教育環境が整っていること
SI業界を、定量的なスキルを身につけたいという理由で見ている人も多いと思います。
つまり、選んだSI企業でスキルを十分に身につけられるかどうかもポイントになってきます。
エンジニアとしてスキルを身につける場合は何より教育環境の充実が大切です。専門性の高い職業だからこそ、正しい知識・技術を学ぶいことができる教育制度が必要となってきます。教育制度の充実さで企業を選ぶのも良いでしょう。
教育環境の整っているSierは?
親会社が安定している大手企業のSierは教育制度が充実しているケースが多いです。つまり親会社の事業基盤が安定していればその分、教育面に当てる資金が多くなります。
そうすると研修であったり、外部講師への委託であったり様々な教育制度を充実させて社員のレベルアップをフォローすることができます。
安定しているかどうか
将来に安定を求めている人は多いですよね。仕事をしながらもプライベートや家庭を大事にすることも大切ですが、実際には残業が多かったり休みが取りにくい働き方が多いです。
しかし、Sierは福利厚生が充実している企業が多いので、特に安定性やホワイトさを求める人にはおすすめです。
Sierの中でもホワイトさや安定性には差が出てくるので、優良なホワイト企業を選ぶポイントは以下の2つです!
それぞれご紹介します!
選び方① ユーザー系・メーカー系であること
ホワイトなSIerの特徴としてユーザー系・メーカー系であるかどうかがあげられます。
ユーザー系・メーカー系は親会社が存在しており事業基盤が安定している会社が多いからです。
ここでまずはユーザー系・メーカー系についてご説明します。
Sierの4つの分類
そもそもSIerは四つに分類されます、そのうちの2つがユーザー系・メーカー系です。
ユーザー系SIerは、ハードウェアや情報通信と関わりない他業種の親会社のシステム部門が独立し、親会社が使うシステム開発を行っています。
メーカー系SIerはPCなどハードウェアのメーカーを親会社に持つ企業です。
独立系は親会社が存在せず、複数の企業に営業をかけシステムを取引している企業になります。
ユーザー系・メーカー系のおすすめポイント
ユーザー系・メーカー系は、上記でも説明したように、親会社が存在します。
親会社が存在することにより事業基盤が安定しており、資本金などの調達も充実し福利厚生の管理まで手が行き届いている企業が多いです。
特に金融系や保険系は親会社が財閥系大手であり安定しているためホワイトなSier企業が多い傾向があります。
選び方② 内販率が高い
Si企業には内販の企業と外販の企業に分かれています。
ここで内販と外販について説明します。
内販企業は取引先が親会社のみで、他の企業に営業を行っていない企業です。
逆に外販企業は名前の通り、親会社を持つものの他の企業へ営業をかけてシステムを取引している会社になります。
内販が良い理由は?
では、なぜ内販が良いのでしょうか?
理由を説明します!
内販100%の場合、勤務地が固定されます。
例えば
- 東京海上日動システムズ → 多摩(東京)
- 日本総研(JRI) → 大崎(東京)
- 日興システムソリューションズ → 鶴見(神奈川)
こんな感じです。勤務地が固定されると転勤のリスクもなく、ライフプランが安定しやすいです。
また、内販はクライアントが親会社のため、継続的に仕事もらえます。つまり営業がないためコストやスピードに追われることが外販企業より少ないです。そのため、比較的まったりした環境で仕事ができ、育休や有給などもとりやすくなっています。
まとめ
これまでSierの選び方について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
Sierの選び方のポイント
軸:エンジニアとしてスキルアップできるかどうか
・選び方① 1次受けであること
・選び方② 大きいプロジェクトに携われること
・選び方③ 教育環境が整っていること
軸:ホワイトで安定が手に入るかどうか
・選び方① ユーザー系・メーカー系であること
・選び方② 内販率が高いこと
これらの判断軸を参考に自分の目的にあったSierを探しましょう!